鋭いまなざし

スポットライトの下

ステップはリズムとなり

緊張だけが先走る


私は踊る


スポットライトの向こう側

一寸先は黒の世界

私はその闇が怖い

何も見えない

何も見たくない


だから私は踊る


この音楽が鳴りやんで

舞台の幕が降りたとしても

誰にも気づかれなくていい

足が折れて動かなくなっても


踊り続ける


今日も

明日も

朽ち果てるまで